日本から遠く離れたスペインでは、各家庭で毎日口にしている食品も自家製で手作りをされるのが基本です。とくに今、日本でも好まれて口にしているチーズに至っては、家庭でヤギを20匹以上飼育をしており、ミルクを取ってから作るほどです。さすがに国内では真似はできませんが、ミルクはスーパーでも気軽に買えるので作ることは不可能ではありません。簡単にスペイン仕込みの製法をご紹介しましょう。
まず業務用というスタイルで製造をする場合は、50リットルサイズのガラス容器を買い求めるのが無難なところです。カフェやレストラン・食堂では大量に消費をするので、毎日30キロ程度は作った方がたくさんの方に配膳をすることができます。まず業務用ストアでミルクを100リットルほど買い求めて、ガラス容器のなかに投入をします。ガスコンロに置いて100度になるまで熱したら、あとはゆっくりと火力を弱めて混ぜていくのがポイント。
2時間ほどの撹拌を続けたら表面に白い膜ができるので、ここで冷やしていきます。上部に透明の液体が出てきたら、それを廃棄してガーゼで搾ったら完成です。業務用なら少し硬く作った方がいろんな料理にアレンジができて、使い勝手もいいものになります。ガラス容器に入れたまま発酵をさせたら、マスカルポーネというイタリアの発酵バターにもなるので一石二鳥の具材づくりも完成です。
自家製なら高級な乳製品でもお安く手に入って活用ができます。