日本は2021年度で、約8000万トン以上もの食材が消化をされています。先進国内ではとくに多い分量で、このことから飽食国家と呼ばれるようになりました。そのうちの60パーセントが精肉となっており、国民ひとりあたりで毎年40キログラム以上を消費してることが明らかです。街中にはたくさんの精肉店があり、スーパーやデパートにも必ず入店をしています。
これらの専門店では、市場から枝肉というものを仕入れて店内で解体をしているのがポイントです。枝肉とはいわば牛や豚一頭のことであり、専門資格を有した方が各部位のわけていく品です。ここで簡単に必ず活用をされている調理器具について、解説をしていきましょう。それは業務用食品容器であり、枝肉から切り取ったバラや肩ロースなどを一時的に保管をします。
なぜタッパーではなく業務用食品容器を利用するのかというと、気密性と抗菌性を備えているからです。精肉は生ものとなるため、衛生的な処理を必ず実施しないといけません。もし箱などに入れたままにすると、食中毒菌が発生する可能性があるわけです。農林水産省では業務用食品容器を一定のブランドで指定をしており、それ以外を買って使うことはできません。
またホルモンや豚バラなどの種類ごとに決めて置かないといけないので、一種の使い捨て容器でもあります。業務用精肉店では100個以上を使用しており、使うときは必ずアルコールで消毒をして活用をします。